「先生は、先に生まれただけの人」と言い切った人が、教師を志す我が子に出した課題が面白かった。

私は、大学時代教育学部に所属していました。

大学4年のギリギりまで、教師になるかどうかを悩んでいました。

「教師になりたい」と思った時に困らないよう、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校と取れる教員免許は全て取得しました。

今回は、免許取得の必須条件である、教育実習に行った際、印象に残ったエピソードを紹介します。

小学校の教育実習で出会った事務員さん

大学3年次の6月、私は母校の小学校に教育実習させていただきました。

実習初日、自分用に用意してくださった木の机が壊れていました。

そこで、事務室に行き、事務員さんに修理をお願いしました。

「目上から挨拶するなんて学校くらいだよ」

事務室から教室まで、事務員さんと私の二人で移動しました。

その最中、子ども達が実習生である私のことを、じろじろ見てきました。

そこで、自分から「こんにちは~」とか「これからよろしくね」とか声をかけました。

自分では違和感のない行動だったのですが、それを見ていた事務員さんから、こんなことを言われました。

「目上の人から挨拶するなんて学校くらいのものだよ。普通は、下のものから挨拶するものだから」

その方は子どもに自分から挨拶をすることはありませんでした。

私は『人に求めるのなら、まずは自分から』という気持ちがあるので、教師が子どもに挨拶することに何ら不思議さは感じませんでした。

ですが、その人の言うことに興味があったので、色々聞いてみました。

すると、その人の子どもさんが教師を目指している、という衝撃の事実が判明しました。

その方の言葉からは、教師に対してちょっと厳しめのイメージを持っている感じがうかがえたので、この事実には驚かされました。

タイトルにもありますが、会話の中でその方から

「先生は『先に生まれた人』と書くんだよ。そう考えれば、周りの大人は全部『先生』のはず。それなのに、『先生、先生』と呼ばれれる職業は限られている」

というようなこともお聞きしました。

学生のうちに100種類の仕事を体験しなさい。

もしかすると、驚いた気持ちが顔に出ていたのかもしれません。

その話の続きで、事務員さんはこんなことを話してくれました。

「教師になることは認めた。だけど、大学を卒業していきなり『先生』と呼ばれる立場になってしまうのはどうかと思う。何かを勘違いしてしまう大人になってしまうかもしれない。」

「だから、自分に子どもには、学生のうちに100個の仕事を体験するように言ったんだよ。バイトでも何でもいいから、とにかく社会経験を積ませたかったんだ」

大学を卒業していきなり『先生』と呼ばれることに対する不安は、当時私自身が持っていたものでした。

だから、その方がおっしゃっていることは部分的にではありますが、理解できたような気がしました。

ですが、その方が我が子に出した「学生のうちに100個の仕事を体験すること」という課題には、正直面食らってしまいました。

事務員さんの子どもさんは、教師になるという夢を叶えるために、ちゃんとこの課題に取り組んだそうです。

この事務員さんとの会話は、とても興味深く、印象に残るものでした。

だからといって、この考えに100%同意するという訳ではありません。

印象に残ったのは、「ああ、こういう考えを持っている人もいるんだな」という点です。

このエピソードの解釈は、読者のみなさんに丸投げします。

思ったこと・感じたこ

教師という仕事は、様々な人からとやかく言われることが多い職業だと思います。

(注意:働いていれば、どんな仕事であっても、誰かしらからとやかく言われることはあると思います。教師は、「最近の若者はさ・・・」みたいに大きい主語で語られることが多い、と思ったので、上のように書きました。)

最近では、「モンスターペアレント」という言葉もよく耳にするようになりました。

教師になるために実習に行ったりする中で、色々な先生に出会ってきました。

その経験から言えることが、ただ一つあります。

※先生にも、個人差があります。

ということです。

「教師」という肩書きがある故に、「教師ってホント〇〇だよね」「教師ってさあ~」みたいに、主語を大きくして色々言われることが多いように思います。

ですが、当たり前のことですが、いい教師もいれば、悪い教師もいます。合う教師、合わない教師と言った方がいいかもしれません。

「教師ってさ」という大きい主語で語ることは、時に一生懸命子どものためを思って働いている良い教師までもをつぶしてしまうことになりかねません。

正直、教育学部卒の者としても、「この子、教師になって大丈夫かな?」と思ってしまうような人もいました。(ブーメランかもしれない。)

反対に、「この人は、きっと子どもからも周りの先生からも愛されるんだろうな」と思うような人もいました。

何がいいたいかっていうと、「教師ってさ」という大きい主語で語らないでくれ!!!いい教師もたくさんいるんだからね!!!!!っていうことです。

前置きが長くなりすぎました。ごめんね。

以上、読んでいただきありがとうございました。次もまた読みにきてねっ。ぐっばい。